憧れるアーティストがギターを弾きながら歌っているのを観ると、自分も『あのようにギターを弾きながら歌えたら良いなぁ』って誰もが一度は思った事が有る筈です。

自分も中学生の時に、憧れました。その頃はフォークソングが大流行していて、ほとんどのアーティストがギターの弾き語りで歌っていました。
でも、もちろんギターなんか買うお金はありません。同級生や先輩が持っているギターを羨望の眼差しで見ていた記憶があります。
ある日、母親が知り合いからギターを貰って来てくれたのですが、それがベニヤ板で出来たようなガットギターでそれでも嬉しくて単音でキラキラ星を弾いた記憶があります。
高校生の時バイトでお金を貯めて、初めて買ったギターがモーリスのW50です。

マーティンD35のコピーモデルです。ファンだったイルカがD35で弾き語りしていたのが、このギターを買った大きな理由だったと思います。最近は全く弾いていないので誰か大事に弾いてくれる人がいるならと思いますが…。
ギターのサイズ
大きく分けて2種類に分ける事が出来ると思います。
- ドレッドノート(くびれが少ない)
- ドレッドノート以外(キュッとくびれている)
「ドレッドノート」はマーチンが発表した新型の大きなギターで、それまでになかった大きさから大型戦艦「ドレッドノート」の名がつけられました。くびれの少ないでっぷりとした形状も、それまでの常識的なギターの形状とは違っていました。現在このボディ形状はアコギの定番となっており、似たような形のものはすべて「ドレッドノート」と言います。
マーティンで言うところのDはドレッドノートになります。上の写真のW50もドレッドノートです。
ドレッドノート以外はマーティンで言うと大体、以下のようにになります。
OOO(トリプル・オー) 別名:オーディトリアム
OO(ダブル・オー) 別名:グランドコンサート
O(シングル・オー) 別名:コンサート
上からサイズは大→小になります。
自分の持っているギターで言うと

YAMAHAのLS16 トリプル・オーサイズになると思います。
一般的にドレッドノートは
・大きい音が出る(特に低音)
・ストロークに向いている
サイズが小さいと
・音量や低音が控えめな代わりに、敏感さと立ち上がりの早さがある
・サイズが小さいので小柄の人でも弾きやすい
・アルペジオ、リードに向いている
と言えると思います。
木材の種類
TOPの材質はスプルース(マツ科)が代表的です。産地によって様々な名称がありますがシトカ・スプルースは有名です。(北米、特にアラスカから南カリフォルニアに分布する材)
SIDE&BACKはローズウッドとマホガニーが代表的です。
ローズウッド(マメ科):音の立ち上がりが速く、クリアに響く材として有名。ほとんどがインディアンローズウッドだと思ってほぼ間違いないと思います。

ブラジリアンローズウッド:ブラジル産地。別名ハカランダ。高級素材、人気が高い。

マホガニー(センダン科):耐久性や乾燥による狂いがあまり生じないという特性があります。最近は数が減っているらしく価格も高騰している。代替え材としてサペリが多いと思います。

自分が持った感じではマホガニーのギターは重さが軽いイメージがあります。
ブレイシング

板の裏に張ってある補強の骨組みのこと。この骨組みは、板が歪まないように補強する意味はもちろんのこと、音の伝達板にもなっており、組み方や精度、どれくらいの強さで貼られているか、等で音はめちゃくちゃ変わるらしい。自分は比較した事はありません。?
単板&合板
「単板」とはその名の通り一枚板のこと。柔軟に振動するので音色はこちらの方が優れるが、値段が高くなってしまいます。
「合板」ギターの場合はほとんどが3枚で構成されています。張り合わせの板なので振動特性は良くないが、価格を抑えられることがメリット。
TOPが単板でSIDE&BACKが合板のギターも非常に多いです。
色々と書きましたが、一番大事なのは弾きやすさ&好みの音という事になります。
弾きやすさでいうとネックの幅と形状。これはメーカーや種類によって色々で、コレが合わないと弾いていて楽しさも半減です。(上手い人は気にしないかもしれませんが…)
好みの音は本当に大事で、同じメーカー、同じギターでも個体差があってなかなか難しい。また保管の仕方で大きく音が変わって来ます。当たり前ですが、好みのボディの形と色も選ぶ要素では大きいです。
弾く環境でも変わって来ます。有名な話ではアメリカで気に入って買ったギターが、日本に持って帰って弾いても鳴らないなど。
結局、1度は弾いてみて気に入ったギターを買うのが確実という事になります。
ただ有名アーティストが弾いているのと同じ種類のギターが欲しい気持ちはスゴくわかります。


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